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株式会社アグリハウス技研-農業関連製品の企画開発・製造・販売

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コラム

点滴潅水栽培を開発したネタフィム社について。

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年07月04日(木)

Vol2.2.3
トマトハウスの開発
ー点滴潅水栽培を開発したネタフィム社について。
今回の栽培方法の基本は点滴潅水栽培です。これを最初に始めたと言われるのがイスラエルのネタフィム社です。ネタフィム社のホームページによると水理技術者であったシムハ・ブラムがゆっくり土にしみ込む水滴が生育に効果的なことを発見し、点滴潅水ができるチューブを開発し、イスラエルのネゲヴ砂漠で使い出したことが始まりです。その後、ラビリンスが組み込まれれたドリッパーを開発しました。私たちの装置もこのドリッパーを使っています。
 トマトハウスの場合、節水というよりは少量潅水で与える水量を絞って、美味しいトマトを作ることを目的にしています。このドリッパーを使うと時間当たりの吐出量がほぼ一定なので潅水量、タイミングを制御しやすいメリットがあります。最近はよく似た安価なドリッパーが出ているようですが、私たちはこのネタフィム社製のものを使って、商品化していきました。

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プロトタイプでもハウスと甘さも同じ。でも春一番で転倒。

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月30日(日)

Vol2.2.2
トマトハウスの開発
ープロトタイプでもハウスと甘さも同じ。でも春一番で転倒。
 実際、ハウスでの栽培と同じタイミングでポットをプロトタイプに設置し、栽培しました。大丈夫、順調に成長が進みました。
ところが問題点が発生。栽培を始めて、しばらく経ってから春一番が吹きました。風速10m以上、白い台には養液や水を入れて、安定を図っていたのですが、ハウス形状にしているため、風圧を受け、転倒しました。トマトの栽培には強い日光が必要です。屋外設置が必要なのですが、風による転倒対策をしなければなりません。柱に固定するか、アンカーを打って、固定する必要があったのです。屋外設置には転倒対策と注意点を明記する必要があります。
 しかし、成長は期待通りに進みました。収穫したトマトも糖度が確保でき、美味しいものができました。この考えで商品設計をし

てみよう。

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個人向けのプロトタイプを作ってみました。

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月25日(火)

Vol2.2.1
トマトハウスの開発
ー個人向けのプロトタイプを作ってみました。
今回からはトマトハウス の開発、そのものについてお話をさせていただきます。トマトの栽培とは異なる内容ですが開発の苦労話です。
 ホームセンターで売っている園芸用のパイプと連結金具、店の幟に使う台(画像の白いもの)に雨とゆをパイプに固定して、そこにトマトのポットを取り付けました。養液は白い台に入れ、それを汲み出してポットに養液を供給します。汲み出す方法は風呂の残り湯を汲み出すバスポンプを白い台に投入して、プログラムタイマーでポンプの作動を制御することにしました。全体を透明ビニールシートで覆って出来上がり。
 養液はハウスで使ったOATの肥料です。苗の品種はハウスで使ったものと同じのフルティカです。これでトマト2株の栽培装置に試作が完成しました。実際、ハウスと同じように美味しいトマトができるでしょうか。楽しみです。

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第一段目はああまり甘くないが、2段目からは美味しい。

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月19日(水)

Vol2.1.8
トマトハウスの開発
ー第一段目はああまり甘くないが、2段目からは美味しい
2月上旬に定植したので4月末から収穫ができました。第一段目の味は思ったほどは甘くないというのが感想でした。以前にアイメックのトマトを食べたことがあるのですが、それと比べると少し甘くない。第一段目はどうも糖度が落ちるようです。ちょうど、生育が盛んな時期なので、そちらに光合成でできた養分が回されるというのが専門家の意見です。
しかし、2段目からは甘いトマトが収穫できました。トマトの甘さはイチゴやメロンの甘さとは違うと思います。高糖度トマトの糖度は10程度で15度にもなるメロンより低いのですが独特な味があります。トマトがもともと持っている酸味とのバランスがこの味を作り出していると思います。専門的には糖酸比というらしいですが、少なくとも8以上の糖度がないと美味しさを感じないと思います。
 これに加えて、トマトの皮の硬さが食感に影響するので皮の薄い、糖度8以上のトマトを目指すことにします。このようなトマトをもっと手軽に作れないものでしょうか。

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本当に甘くなるのか、栽培準備して装置で栽培開始。

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月15日(土)

Vol2.1.7
トマトハウスの開発
ー本当に甘くなるのか、栽培準備して装置で栽培開始。
現在は情報が飛び交っていて、何が本当かわからないことが多い。マスコミの情報は正しいか。友達の話は本当か。私は誰かの話、インターネットの情報は参考にしますが、本当にそうなのか。論理的帰結として理解できるものは信用しますが、現象の連なりだけで説明しているものはにわかに信じません。これが開発者の心構えと思います。トマトにストレスを与えるとなぜ甘くなるのか。私には理解できませんが、実際にやってみて、そのようになるなら真実として考えても良いと思います。もっとも、気温、水分、品種など関連要素があると思いますので、その条件はしっかり把握しておきます。
 品種は中玉品種のフルティカでアイメック栽培で推奨しているものです。2月上旬に定植し、10℃の設定で暖房を使いました。養液はOATアグリオのOATハウス肥料1号とOATハウス肥料2号を使って、EC値1.2で約70cc /日で栽培を開始しました。EC値とは電気伝導率のことで肥料の濃さを表します。OATハウス肥料を使用すると成分は問題ありませんが、肥料の濃さを間違うと生育に障害が出るようです。自動で養液を作る装置は使いませんので、このEC値を計りながら養液を作っていきます。ECを測定するのにECメータが市販されています。

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根域制限栽培システムを試作しました

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月12日(水)

Vol2.1.6
トマトハウスの開発
ー根域制限栽培システムを試作しました。
12cmの黒色の栽培ポットにトマト苗を鉢上げしました。このポットを建築資材の雨といにビスで固定しました。雨といを使ったのはポットからの廃液を回収するためとポットを固定するためです。12cmのポットを使ったのはk.Tさんのアドバイスです。なぜ12cmが良いのかはわかりません。
養液の供給は農業用のポンプを使いました。ポンプの能力は30L/min です。1株当たり1分間に約20cc供給しますので余裕を見ても1000株は栽培可能です。養液タンクは200Lを採用しました。1株あたり最大で300cc供給するので100株栽培したとして6日間持つことになります。
ポンプのラインには流量調整のためバルブを2個、他にフィルター、圧力計を配置しました。養液を吐出するドリッパーはイスラエルのネタフィム社製のものです。イスラエルは砂漠地帯が多く、小量の水での栽培が盛んです。これで高糖度トマトができるのか。やってみよう

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もっと手軽で美味しいトマト栽培を探そう

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月08日(土)

Vol2.1.5
トマトハウスの開発
ーもっと手軽で美味しいトマト栽培を探そう
    そこで、私たちの目指すものを整理してみました。
1.手軽にトマトの成長を楽しめるものである。
2.収穫したものはスーパーで売っているものより美味しいものである。
3.少々の手間をかけても、経費が少なくて済むものである。
4.逆に手間をかけることで、良いものができる達成感を得ることができる。
    私がいつも相談に乗っていただいているK.Tさんに聞いてみました。農家ではあまり採用されていないようですが、「根域制限栽培」というやり方があるようです。根が広がらないようにしきいを作って、トマトにストレスを与える方法です。構造が簡単でコストが抑えることができるように思いました。一度、試してみよう。

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高糖度トマト栽培のアイメック農法の価格

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年06月04日(火)

Vol2.1.4
トマトハウスの開発
ー高糖度トマト栽培のアイメック農法の価格
 アイメック農法を調べてみると結構な費用がかかることがわかりました。だいたい、10aあたり3000万円〜4000万円です。アイメック栽培は糖度を高めるため、ストレスを与えるのですが、その結果、果実が小さくなります。収量が少なくなることになります。また、収穫が終わると半透膜のフィルムは交換する必要があるので、ランニングコストも結構かかります。プロ農家でもうまく経営しないと事業が成り立たない可能性があります。

 私たちの目的は趣味または趣味の延長で考えており、大きな経費はかけられないので、やはり、もっと簡単で安価な栽培方法が必要と思います。アイメック栽培では個人向けの仕様は無いようです。趣味として、手軽に栽培しようとすると適切でないように思います。美味しいトマトを簡単に作れるものはないでしょうか。

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高糖度トマト栽培のアイメックとは

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年05月31日(金)

Vol2.1.3
トマトハウスの開発
ー高糖度トマト栽培のアイメックとは
 アイメック栽培とはどんなものでしょうか。アイメック栽培では半透膜という特殊なフィルムを使用します。上面に培土を置き、下面に養液を流します。トマトの根が半透膜を通して、養分だけを吸収するのですが半透膜から養分を吸収する時にストレスがかかるため、トマトの実が凝縮され糖度が上がるという仕組みです。そのため、トマトの根は半透膜の全面に根を広げます。水分は別にコントロールされたものを上面の培土に供給され、必要な水分は確保されるということです。
 今では多くのトマト農家がアイメック栽培で高糖度トマトを栽培し、高級トマトとして販売されています。また、水分も節約される農法ですので中東の水の少ない地域などで普及されようとしています。
 しかし、これはプロ農家向けのシステムであって、趣味としてトマト栽培するには適切なものとは思われません。できないことはないのでしょうが、趣味としては非常に高価なものになることが予想されます。なんとか安く、簡単に高糖度のトマトができないものか。

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趣味のこだわり

カテゴリ: 開発日誌 作成日:2019年05月27日(月)

Vol2.1.2
トマトハウスの開発
ー趣味のこだわり
 趣味となれば面白だけでは満足しないものですね。家庭菜園する人には色々なこだわりがあります。他の人と違うものを作りたい。完全無農薬で栽培したい。誰も作れない美味しいものを収穫したい。そのためには手間もかけるし、お金も使う。多くのゴルファーは少しだけ遠くに飛ぶとか少しだけまっすぐに飛ぶとかいう謳い文句で材料費5000円以下のドライバーを20万円でも購入するものです。
 トマトを作るなら本当に美味しいトマトを作ろう。品種を色々試したり、土壌改良剤を工夫したりしましたが特に特別に美味しいものではありません。スーパーマーケットで売っているトマトも食べてみましたが特に美味しいとは思いませんでした。ところが、アイメック栽培方法というものがあって、それで栽培したトマトを食べましたがびっくりしました。本当に美味しい。甘いだけでなく酸味とのバランスが良く今まで経験したことがないような味でした。これだ。これを作りたい。

 

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